年頭所感 2010

2010.01.01

20100108新雪が美しい富山より、
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
本年も何卒よろしく御願い申しあげます。

Ⅰ.2009年回顧

1.経済全般

昨年の年頭所感では、「選択の年になる」とし、3つのポイントを書きました。

  • 第1は、責任の選択です。生産能力があまった途上国が、経済危機に陥り、先進国を非難するようになれば、世界経済は非常に危ういと考えました。 2009年は、隆盛を極めたドバイの政府系企業が、デフォルトに追い込まれるなど、途上国の危機が表面化しましたが、ロシアを除くBRICsが持ちこたえて、ことなきを得ました。(新興経済大国が以外にも真面目な経済運営をしてくれたおかげです)
  • 第2は、政権選択です。日本では政権交代がおこり、「大きな政府」が選ばれました。
  • 第3は、企業の選択(淘汰)です。金融のSFCGやマンション大手の穴吹工務店など、不況型の倒産が増えました。

2.アルミ市場

LMEのアルミ新地金価格(チャート)は、2月の1,253ドルで底打ちし、2000ドル台を回復しています。日経スポットは、158円を底に反転し、200円台を回復しました。

3. 当社

昨年は、本業を守るための結束、温かみのある取引、嵐の後への備えの3つを掲げて取り組んでまいりました。

本業のアルミ業界は、私がみたこともない不況に陥りました。三協立山の千人もの人員整理は、地元経済に大きな衝撃を与えました。その中では、高純度アルミや医薬品向け包装材に注力し、成果をあげることができました。 また温かみのある取引としては、地元の若手経営者で「立山連邦」を設立、暗い世の中にあっても、明るい話題を提供しました。 嵐の後への備えとしては、デザイン事業に注力。「立山連邦キティ」などの商品を世に送り出す力をつけました。

Ⅱ.2010年展望

2010年は、それぞれの企業の真価が問われる非常に大切な年になると予測します。

1.経済全般

今年は需要と供給のGapと言われる30%~35%の余剰(人、モノなど)資産の行方がはっきりして行く重要な年となるでしょう。特にデフレ宣言下の日本では、車、家電、住宅といった耐久消費財の需要不足に加え、買い替え期間の延長など経済にマイナス要因が続くことで、企業の設備廃棄、工場閉鎖・統合そして大幅な人員整理が前半続くように思われます。 一方で中国、インド、ブラジルの健全な経済成長と米国経済の緩やかな回復に牽引され、日本経済の2010年後半は階段の踊り場状態もしくは、やや上向きとなるように予想をしております。 しかし民主党政権の公共工事の大幅な削減などにより官に頼ってきた地方の企業には今まで以上に厳しい年となるように思われます。

2.アルミ業界

昨年はアルミ圧延業界ならびに自動車、電機、建材の大幅な減少を受け、09年前半アルミ業界は大苦戦を強いられました。 その結果、昭和電工の工場再編をはじめ、弊社と資本関係のある日本軽金属㈱の100%子会社である建材大手新日軽がトステムグループに売却されたり、三協立山アルミの大規模人員整理、YKKの数箇所工場閉鎖など大規模なリストラクチャリングが全国各地で見られました。 大手各社は生き残りにしのぎをけずっています。 需要は少し回復傾向にありますが、かつてのような状況には戻らないと業界関係者も思い始めています。 今年も大きなリストラは続くと思われますが、各社とも中国やタイなど東・東南アジア市場への本格参入を開始するでしょう。

アルミ価格のレンジは、 円ベースで190円/Kg台 ~ 320円/kgと予測しています。(ファンド資金の動向により変化する)


Ⅲ.ホクセイプロダクツ

今年の重点ポイントは、以下のとおりです。

1) 自らを助ける人のみが生存する。(自ら考え、動き、汗を流す”実行する人”のみが次の時代に繋がる)

2) 商いは”自分の為になること”を行う。 これは考えるに、まず”他の人の為になること”、”社会の為になること”を行わないと、成功しない

3) すべての成功には”『期待』以上”がある。 すなわち、ホクセイのスタッフが『お客様が期待する以上のサービス』が出来てはじめて評価される  という原点に立ち返り日々行動する。

以上、本年も皆様何卒よろしくご指導を御願い申しあげます。

年頭所感

2009.01.05

2009年正月の富士山

Ⅰ.2008年回顧

1.経済全般

昨年の年頭所感では、「大きな変化を実感する年になる」と書きました。2008年の漢字は「変」。本当にCHANGEの年になりました。
また、08年大発会での下げ幅は戦後最大で、この株価がすべてを占っているとも昨年の社長日記で申しました。  不幸にもこの予測は当り、2008年は過去最大の下げになってしまいました。
年頭は、
スタグフレーションを危惧していました。 景気後退は予想通りでしたが、物価上昇は、年前半は予想を上回り、年後半は予想外に下落しました。

2.アルミ市場

LMEのアルミ新地金価格(チャート)は、3,380ドルを達成し、1,430ドルまで下げました。かつてない急激な乱高下でしたが、それでも2003年と同じ水準であることに留意する必要があります。

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【社長日記】年頭所感

2008.01.04

Ⅰ.2007年回顧

1.経済全般
p1000264.JPG昨年の年頭所感では

イ)格差拡大
ロ)アジアの台頭
ハ)業界再編

を書きました。
格差拡大は、参議院選挙で自民党大敗する結果となりました。業界再編は、もはやアルミという枠を超え、政府系ファンド(SWF)がBHPビリトンを買収という噂が立つようなレベルに達しました。

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【社長日記】年頭所感

2007.01.04

Sunrise2 Ⅰ.2006年回顧

1.経済全般昨年の年頭所感では、イ)景気回復、ロ)2極化、ハ)アジアの台頭を書きました。2006年は、失業率が4%に下がり、日銀が利上げに踏み切るなど、なだらかな成長が続きました。しかし、高岡から日本を見渡すと、地域間、会社間の優勝劣敗は、さらに広がったように思います。

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【社長日記】年頭所感

2006.01.06

 いよいよ2006年が始まりました。アルミ市場を振り返ってみたいと思います。

【経済】
 
2005年は、日経平均株価が40%も上昇し、また石油や金属などの資源価格が上昇するなど、景気回復傾向がハッキリと見える年となりました。これは、海外を中心とする投資家が、日本の成長力に注目しているともいえるのではないでしょうか。

参考: 主な商品の価格上昇率

商品 単位 価 格 上昇率
06/1/14 vs.05/1
原油 $/バレル 63.42 50.6%
天然ガス $/MMBTU 10.20 76.1%
$/トロイオンス 533.90 24.5%
セント/トロイオンス 910.20 40.5%
セント/ポンド 221.65 45.5%
アルミ $/t 2,305 24.5%

 資料:日本経済新聞(2006/1/6) P.31

 一方で、企業間業績の格差は広まり、企業間での勝ち負けがハッキリと二極化してきました。また、アジア企業の成長も著しく、韓国、台湾、中国、インドなどの企業動向が、地方にいる我々企業にも、ますます無視できないようになってきました。

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