ホクセイグループの前身である、北陸軽金属工業株式会社(後のホクセイアルミニウム株式会社)は、1943年、日本軽金属株式会社の統制の下、設立されました。
その後、ホクセイアルミニウム株式会社が分社化する際、鋳物・アルミ温室・アルミ形材部門を分離して1978年にホクセイ金属株式会社が設立されました。これが、現在のホクセイグループの最初の一歩となりました。
北陸軽金属工業の株式は、昭和36年10月に大阪市場二部(現在の大阪取引所)に上場され、上場当初は300円台の高値を呼び、一躍証券界にその名が知られました。
当時の従業員数は1,000名を超えており、全国一のアルミ器物メーカー兼アルミ材料メーカーとして圧延設備を保有しました。後に従業員数は2,000名を超え、日本のアルミ産業を代表する企業へと発展いたしました。
大阪市場上場と同じ昭和36年10月、第一工場にて皇太子殿下、美智子妃殿下御夫妻(現在の天皇皇后両陛下)をお迎えしました。
両殿下は二段圧延機からすべり出るアルミニウム板に興味を持たれたご様子で、しばらく機械の前にお立ちになり、説明をお聞きになっていました。
ホクセイアルミニウムでは、アルミニウムの圧延の他、鍋や、やかんなどのアルミ器物を製造し「軽くて・強くて・美しい」ホクセイのアルミ調理器物は日本中の台所で活躍しました。
ホクセイアルミニウム時代に培われた『よい製品をつくり、社会に貢献する』という思いは、時代が変わっても尚、ホクセイの名と共に受け継がれております。