【note掲載】 なぜ、富山のアルミ商社がオレゴンのフルーツピューレを売るのか?
なぜ、富山のアルミ商社がオレゴンのフルーツピューレを売るのか?私たちが「脈絡のない多角化」を続ける、たった一つの理由 目次 はじめに:航海の始まりにあたって 私たちは何屋なのか 混乱が起きやすい事業ポートフォリオ 戦略的多角化 北前船の価値とは アルミから雑貨、フルーツピューレまで アルミニウムという基盤 挑戦には基盤が必要 富山は「アルミの王国」 「純度99.999%」のアルミ 守りがあるから、攻められる 銀色のバトンを繋ぐ 「北前船」の再定義 ただの運送屋ではなかった北前船 富山のDNA「先用後利」 地域と地域をつなぐ ホクセイの流儀 ― 「Give Give Give」と「三方よし」 ポートランド日本庭園を救った「お節介」 「Give Give Give」の精神 「三方よし」を目指して ソーシャルビジネスという目的地 おわりに:これからの航海について はじめに:航海の始まりにあたって 初めまして、ホクセイグループ代表の冨田です。 今日から、少し長い物語を始めさせてください。 これは、富山県高岡市という地方都市にある、社員20名ほどの小さな、けれど世界中を飛び回っている「ホクセイグループ」の物語です。 もしあなたが、私たちのWebサイトや会社案内を初めてご覧になったのなら、きっと首を傾げることでしょう。 そこには、まるで脈絡のないように見える実績が並んでいるからです。 半導体や液晶パネルに使われる、超高純度アルミニウム。 スウェーデンから輸入した、命を守る交通安全グッズ。 アメリカ・オレゴン州の濃厚なフルーツピューレ。 カナダの川を下るためのカヌー。 そして、伝統工芸・高岡銅器の技術を使ったインテリア。 「……で、結局のところ、何屋さんなんですか?」 私たちは、この質問をされることに慣れっこになっています。 無理もありません。 外から見れば、それぞれの繋がりがないような事業展開をしているように見えてしまうことも、痛いほど理解しています。 けれど、あえて言わせてください。 この一見バラバラなラインナップには、 強固なコアがあります。 そこには、私たちが大切にしている揺るぎない想いと信念が貫かれているのです。 それらを理解していただくと、「私たちが何をやっているのか」がわかってもらえるはずです。 この連載は、そんな私たちの「正体」を理解していただくために作ってみました。 「現代の北前船商社」を名乗る私たちが、なぜアルミを売りながら雑貨を売り、世界中を飛び回っているのか。 その「不可解な航海図」の読み方を、包み隠さずお話ししようと思います。 これは単なる会社紹介ではありません。 変化の激しい時代を生き抜くための、一つの「冒険の記録」として読んでいただければ幸いです。 私たちは何屋なのか ■ 混乱が起きやすい事業ポートフォリオ 「初めまして、ホクセイグループ代表の冨田です」 [...]




