皆さん、こんにちは。
本日はホクセイプロダクツが行う地球温暖化防止への取り組みについて、解説いたします。
そもそも「どうして地球温暖化が起きてるの?」ってところから、順を追ってご説明してまいりますね。
自動車軽量化に貢献するアルミについても触れていきますので、是非最後までご覧ください。
地球温暖化の原因を簡単に解説
ここでは地球温暖化の原因について簡単にご説明していきます。
地球温暖化のメカニズム
地球温暖化は、私たちの生活の中で発生する二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素などの温室効果ガスと呼ばれるものが大気中に増えて、地表面の温度が上昇する現象です。
地球温暖化になるまでに以下の現象が起こっています。
①太陽からのエネルギーで地上が温まる
②地表面から放射された熱を温室効果ガスが吸収・再放射して大気が温まる
③大気中の温室効果ガスの濃度が上昇
④温室効果がこれまでより強くなり、地上の温度が上昇する
⑤地球温暖化
(出典:COOL CHOICE公式サイト「地球温暖化の現状」)
地球温暖化の原因
実は地球温暖化の原因ははっきりとはわかっていないようです。
ただし、温室効果ガスの増加である可能性が極めて高いようですね。
気象庁のホームページにも下記のように書かれております。
20世紀半ば以降に見られる地球規模の気温の上昇、すなわち現在問題となっている地球温暖化の支配的な原因は、人間活動による温室効果ガスの増加である可能性が極めて高いと考えられています。
大気中に含まれる二酸化炭素などの温室効果ガスには、海や陸などの地球の表面から地球の外に向かう熱を大気に蓄積し、再び地球の表面に戻す性質(温室効果)があります。18世紀半ばの産業革命の開始以降、人間活動による化石燃料の使用や森林の減少などにより、大気中の温室効果ガスの濃度は急激に増加しました。この急激に増加した温室効果ガスにより、大気の温室効果が強まったことが、地球温暖化の原因と考えられています。
(出典:気象庁 「地球温暖化の原因」)
温室効果ガスとは
温室効果ガスとは、赤外線を吸収する性質を持つ気体のことを指します。
代表的なものが二酸化炭素で、その他にも二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロンガスなどがあります。
(参考:国土交通省 気象庁公式サイト「温室効果ガスの種類」)
なぜ自動車の軽量化が必要?
ここでは自動車の軽量化と地球温暖化防止の関係についてご説明していきます。
自動車の軽量化と地球温暖化の関係
前項では、地球の温暖化には温室効果ガスの削減が必要なことがわかりました。
自動車の排気ガスに含まれる主な成分は、一酸化炭素、炭化水素、窒素化合物、粒子状物質、二酸化炭素です。
温室効果ガスである二酸化炭素が含まれているため、地球温暖化防止のために国をあげて自動車排出ガス対策に取り組んでいるんですね。
(参考:国土交通省 公式サイト「自動車排出ガス対策」)
自動車を軽量化するためには
自動車の軽量化の鍵は、材料と製法にあるとも言えます。
自動車は様々なパーツを組み合わせて作っておりますので、そのパーツ一つ一つの材料を「今よりも軽いものに替えられないか?」というような形で、地道に取り組んでいく必要があります。
しかし、代替品が見つかったとしても「その代替品が加工しやすいものか?」ということを検討していかなければなりません。
今よりも加工に時間とお金を大幅に費やすこととなれば、生産量に大きな影響を与えてしまうからです。
これらの兼ね合いを比較・検討しながら自動車の軽量化は進められています。
自動車の軽量化にアルミ
今回はわかりやすくタイヤについている「ホイール」を例にご説明していきます。
スチールホイール
スチールホイールは、スチールという名前の通り鉄鋼を原料と
したホイールです。
スチールホイールを使用するメリットは、安さと強さです。
安くて耐久性に優れているため、バスやタクシー・トラックなど
の商用車に使われることも多いです。
しかし、スチールホイールにはデメリットがあり、重い・加工しづらい・錆びやすいという点です。
アルミホイール
アルミホイールは、アルミ合金を原料としたホイールです。
アルミホイールを使用するメリットは、軽さと加工しやすさです。
アルミホイールはその加工のしやすさから、スチールホイールよりもスタイリッシュなデザインや色にしやすいと言えます。
そのため、グレードの高い車種などは、新車時にアルミホイールが装着されるケースが多いようです。
しかし、アルミホイールにもデメリットがあり、価格がスチールホイールよりも高い点と耐久性がスチールホイールよりも劣る点です。
ホクセイの取り組み
ホクセイプロダクツでは自動車向けの部品として、車のデザイン性に直結する外観が重視される部品と、車の安全性を保障するための強度が求められる部材の両方の素材となる押出形材を納品しております。
また、体が不自由な方にも車の乗降がしやすくするための福祉用スロープの部品として、加工部品の納品も行っております。
前項でアルミの耐久性の弱さについて触れましたが、ホクセイでは強度を上げるための様々な取り組みを行ってます。
アルミの強度を上げるための取り組み
そのままでは柔らかいアルミニウムですが、銅やマグネシウム等の別の金属を添加することでアルミニウムの特性を活かして強度を上げることが出来ます。
そういった金属を添加したアルミニウム合金は軽量でかつ強度が高いといった特徴から、航空機や宇宙事業にも使用されております。
大手自動車部品メーカー 技術開発部様から、「自動車部品にアルミを蒸着して使用中だが、アルミ純度を上昇させたいので、形状も含め、相談にのって欲しい。」というご相談をいただき、ご対応させていただいた事例もございます。
その他の事例についてはこちら☞対応事例集
ホクセイならではのアルミ分野に対する3つの取り組み
- アルミニウムのメッカである富山県で40年以上営業してきたことにより、豊富なアルミニウム加工に関するネットワークがあります。
- 日本軽金属株式会社グループであることを活かした、高純度アルミニウムやアルミナといった他社での取り扱いが少ない特殊なアルミニウム材料を取り扱っております。
- パッケージ用のアルミニウム箔から、機械部品を削り出すための厚板まで、幅広く取り扱うことのできる材料メーカーとの関係を築いております。
地球温暖化の原因を簡単に解説&ホクセイの取り組み
地球温暖化の原因を簡単に解説させていただき、ホクセイプロダクツとしてアルミ事業を通して、地球温暖化防止に取り組んでいる事をご説明させていただきました。
当社は、CSR活動に取り組むのはもちろんのこと、事業を通して社会に貢献できるよう努めております。
さらにホクセイプロダクツは、SDGsにも積極的に取り組んでおります。
SDGsはあらゆる人材が協力して問題解決に当たることが大切としています。
社会問題は地球温暖化だけではありません。
当社は、国内外に拠点を築き、各地域のスタッフや関係者と協働した商品開発を行い、地域の価値を世界に繋ぐことで、製品交流の価値を文化交流の価値につなげることで、パートナーシップのさらなる向上を心がけています。
常に、環境・経済・社会・ために、「ホクセイプロダクツだからできること」を探求し活動しております。