今回は以前、弊社社長冨田が日本の社長TVで申し上げていたことを、広報担当の目線で掘り下げてお話していきたいと思います。
『個人開国』について
弊社社長冨田が座右の銘としている言葉の一つに「個人開国」があります。
ここで言う個人開国は、人は自分の殻の中に閉じこもりがちですが、その殻を破り、積極的に外に出ていこうという意味です。
外に出なければ、自分で見たり聞いたりしたものがインプットされないので、色々なところへ出歩くことが大切です。
現在のコロナ禍では、色々な人との接触に制限があるような状態ではあります。
そういう場合でも、オンラインを活用するなどして、人と積極的に接していく事が、自分自身を切り開いていく一助になると考えております。
目から、耳からインプットされた数々の情報は、最終的には様々な形で合体し、新たなアウトプットへと繋がっていくため、自分の行動範囲を狭めないようにしていく事をおすすめします。
お仕事をする上でとても大事とされている“自分の殻を破る”という部分ですが、実に9割の人が行動に移せないというようなデータも出ております。
自分の殻を破れない理由として、
- 挑戦するが怖いから
- 周囲の反応が気になるから
- 自己肯定感が低いから
と言ったようなところが挙げられます。
こんな風に意識転換すると、行動しやすくなるというのを少しご紹介させていただきますね。
挑戦するのが怖いという人
殻を破るというのは、新たな自分を見ること、つまり「挑戦する」という事が必要になります。
挑戦するという事は、その先には成功や失敗という明確なジャッジが待ち受けているケースも多く、失敗するのが怖いというのが根底にあるのかも知れません。
そういう時は、「失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ」という気持ちでいると、次なる挑戦も楽しめるかも知れないですね。
この言葉は、有名な発明家トーマス・エジソンの言葉です。
周囲の反応が気になる人
いつもと違う行動をとることで、周囲に変に思われるんじゃないのかな?怪しいと思われるんじゃないかな?と思ってしまう人も少なくないようです。
最近少し話題を呼んでいる「HSP」(※1)もこちらに当てはまる部分ではあるのですが、病院に行くレベルの人を除いては、意識の変化で解決できる部分もあります。
あなた自身の評価基準を周囲に求めてしまってるというケースで言うと、周囲の評価を気にするあまり、「評価を下げないように、仕事を頑張ろう!」という間違った方向へ意識が向かい、偽りの自分が創りあげられる危険性もあります。
誰のためでもなく“自分のために生きてる”という自覚を持つことがとても大切です。
(※1)HSPとは、ハイリー・センシティブ・パーソン(Highly Sensitive Person)の略で、生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味です。環境や性格などの後天的なものではなく、先天的な気質、即生まれ持った性質という風に言われております。
自己肯定感が低い人
自己肯定感が低い人は、「他人と比べたがる」「否定したがる」といった傾向があるようです。
どうして人は他人と比べたがるのか?というと、自分の存在を示すために他人との区別を望み、そこに比較が生まれやすいという話もあります。
他人と比べて自分が優れているという優越感は、本当の意味で自分自身の心を幸せにはしません。
人は皆違いがあり、そこには良し悪しでは判断できないものがたくさんあるという事を知ると、自分の特徴も受け入れられやすくなるかも知れないですね。
そして、否定したがるという傾向については、まずは3週間、肯定する言葉を率先して使うように意識づけすると良いです。
人は過去の行動パターンを繰り返す傾向にあります。
意識して変えるのは難しい事かも知れないですが、3週間続けるとそれが当たり前になり、逆にそうしないと違和感を感じるようになるそうです。
どうしても意識して肯定的な言葉を使うのが難しい人は、例えばトイレなどに「私はとても良く頑張っている」など肯定的な言葉を書いて貼っておき、トイレに入ったらそれを口に出して読むようにするという方法もあります。
口に出した言葉から意識を変えていく方法で、コーチングなどで使われている手法になります。
自分の殻を破る
自分の殻を破るというのは容易なことではないかも知れないですが、だからこそやってみる価値があり、殻を破ったものにしか見えない素晴らしい景色が見えるのだと思います。
個人開国をしていくという事は、一度では終わらないので、人生や仕事を通してワクワクしながら成長に繋げていきたいですね。
『独立自尊』について
弊社社長冨田が座右の銘としている言葉のもう一つが、『独立自尊』です。
慶応義塾大学の創始者である福澤諭吉氏の言葉であり、慶応義塾大学は弊社社長冨田の出身校でもあります。
「心身の独立を全うし、自らのその身を尊重して人たるの品位を辱めざるもの、之を独立自尊の人と云う」。自他の尊厳を守り、何事も自分の判断・責任のもとに行うことを意味する、慶應義塾の基本精神です。
出典:慶応義塾大学ホームページ
今の日本人にとても必要とも言える考え方で、何事も自分で考え、実行し、自分で責任を取るという事です。
みんながいいと言っているからそうする、という風にして流されるのではなく、自分でしっかり考え、行動することにより、チームで仕事をしてる場合ですと、そのチームがより強くなるという風に考えられます。
会社は組織ですので、複数人で一つの目標に向かい行動しています。
足並みを揃えるのも大切ですが、「本当にこれでいいのか?」という部分について、自分なりにしっかり考えていく事こそが、真の組織への貢献とも言えるのかも知れないですね。
福沢諭吉氏と言えば、「学問のすすめ」がとても有名です。
「学問のすすめ」に関しては
- 国の発展には政府でなく人民の力が必要であるということ
- 判断力をつけるために学問を学ぶ必要があるということ
この2点が大きく学べる点になります。
人の力が会社の力となり、更には国の発展となるという風にも解釈できますね。
上司のために働くのではなく、社長のために働くのではなく、その先にある国の発展やその恩恵を受ける自分たち自身、または子孫のためという風に視座をあげていくと、仕事にも大きなやりがいを感じることができると思います。
そして、「独立自尊」を心がけて生きていこうとすると、判断力が必要となります。
前述のように、自分で考え、行動した上で、自分で責任を取る必要があるからです。
自分で責任を取るための判断は、過去に学んだ知識や経験からしていくことになります。
という事は、最適な判断をするには、よく学び、よく経験するという事が大切です。
今はインターネット社会という風にも言われており、たくさん学べる機会があります。
現代の1日の情報量は、江戸時代の1年分の情報量であるとも言われておりますが、それだけの情報に触れて、判断していくためには、常に学ぶことを心がけていく必要があるのだと思います。
弊社社長冨田は、リカレント教育として現在も大学で学び続けております。
最後に
今回ご紹介した2つの座右の銘について、弊社社長冨田自身の口から話している動画があります。
2014年に公開されたものですが、このコロナ禍だからこそ、改めて見てみると色々考えさせられる部分があります。
下記に貼っておきますので、良かったら是非ご覧下さい。