2021年も早いもので、もうすぐ2ヶ月が終わろうとしております。

ホクセイプロダクツはSDGsのリーディングカンパニーとして、今年も持続可能な目標達成に向けて動いてまいります。

 

昨年12月に政府のSDGs推進本部より、SDGsアクションプラン2021が発表されました。

 

昨年は、新型コロナウィルスの感染拡大により、激動の年とも言えました。

そんなこともあり、SDGsアクションプラン2021のサブタイトルには「~コロナ禍からの「よりよい復興」と新たな時代への社会変革~」という風に書かれております。

 

SDGs自体が持続可能な目標達成のために掲げられたものでございますので、その目標達成の妨げになるかも知れない新型コロナウィルスに対しても、対処していかなければならないというのがSDGs推進本部の見解なのかも知れないですね。

 

それでは、2021年はどんなアクションプランだったのかをご紹介していきたいと思います。

 

「SDGsアクションプラン2021」(重点事項)

SDGsを推進する上で、2021年の重点事項となる項目として4つ掲げられています。

 

I.感染症対策と次なる危機への備え

Ⅱ.よりよい復興に向けたビジネスとイノベーションを通じた成長戦略

Ⅲ.SDGsを原動力とした地方創生、経済と環境の好循環の創出

Ⅳ.一人ひとりの可能性の発揮と絆の強化を通じた行動の加速

 

出典:SDGsアクションプラン2021より

 

前段となる「基本的な考え方」の中でも、まず始めに「新型コロナウイルス感染症の拡大は、世界の人々の命・生活・尊厳、すなわち 人間の安全保障に対する脅威となっており、SDGs達成に向けた取組の遅れが深刻に懸念されている。」と書かれており、SDGsの目標達成には新型コロナウイルスに対する対応の重要性が述べられております。

その上で、Iには感染症対策が挙げられてますね。

 

そして、「コロナ禍に打ち勝つだけでなく、「よりよい復興」に向けて取り組む必要がある」と「基本的な考え方」述べた上で、Ⅱではビジネスの成長戦略にも力を入れていく方針です。

コロナ禍で業種によっては大幅に落ち込んでしまった企業もあるかも知れないですが、大きく成長する機会と捉え、前向きに進んでいく企業も増えて欲しいところですね。

 

Ⅲでは、「2050年までに温室効果ガス排出を実質ゼロとする「カーボンニュートラル」への挑戦」や、「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」実現に向けた海洋プラスチックごみ対策」、「SDGs未来都市、地方創生SDGs官民連携プラットフォーム、地方創生SDGs金融」などの地方創生についても力をいれていくと書かれております。

 

最後のⅣでは、「子供の貧困対策や教育のデジタル・リモート化を進めると共に、持続可能な開発のための教育(ESD)を推進」すると言った部分が書かれております。

新型コロナウイルスの感染拡大により、子供への影響も多い中で、継続的にSDGsに取り組むためにも教育に力を注いでいく方針です。

 

「SDGs実施指針」の8つの優先課題に関する主な取組

今回のアクションプラン2021では、8つの優先課題として、下記が挙げられております。

 

1 あらゆる人々が活躍する社会・ジェンダー平等の実現

2 健康・長寿の達成

3 成長市場の創出、地域活性化、科学技術イノベーション

4 持続可能で強靱な国土と質の高いインフラの整備

5 省・再生可能エネルギー、防災・気候変動対策、循環型社会

6 生物多様性、森林、海洋等の環境の保全

7 平和と安全・安心社会の実現

8 SDGs 実施推進の体制と手段

 

一見すると、新型コロナウイルスの対策については表立ってないようにも感じますが、詳細についての説明の部分で、1から早速新型コロナウイルスについて触れてあります。

「新型コロナウィルス感染症を受けて、子供や女性、障害者、高齢者など、脆 弱な立場に置かれている人々が大きな影響を受けている。」と述べた上で、女性活躍推進に向けた取組の加速化、ダイバーシティ・バリアフリーの推進について力を入れていく事が挙げられています。

 

さらに2では、「新型コロナウィルス感染症の感染拡大を受け、保健医療体制の重要性が改めて確認された。」と述べた上で、ユニバーサル・ヘルス・ カバレッジ(UHC)の達成に向け、強靭かつ包摂的な保健システムの構築、感染症に強い環境整備を進める方針です。

 

3では、成長市場の創出として地方創生やバイオ戦略、に、デジタルトランスフォーメーションなどが挙げられています。

 

新型コロナウィルスの感染拡大により経済的な影響も出る中で、経済復興をしていくためには民間企業の活躍が必須ともとれますね。

 

アクションプラン2021とホクセイの取り組み

前項までは国として、どのような形でSDGsを推進していくのかについて書かせていただきました。

 

これらを踏まえた上で、企業として何ができるのか、または、何をしていくのかが非常に重要になってくる部分でございます。

 

ホクセイプロダクツは今年だから!というわけではなく、以前からもSDGsの推進に取り組ませていただいておりました。

 

直近では、高岡市内の小中学生全ての皆様にSDGs教材をホクセイより提供させて頂きました。

この取り組みは、「SDGsアクションプラン2021」(重点事項)のⅣの部分に関わる部分であり、持続可能な開発のための教育(ESD)を推進するためのものです。

ただ、教材を提供しただけでは、読んでくれないケースも少なくありません。

今回、配布した高岡市内の小学校では、全児童を対象に冬休み中に家庭で取り組む「課題」も出し、親子でSDGsを考えるきっかけとなるよう推進していきました。

 

Iの「感染症対策と次なる危機への備え」となる部分に関しましては、当社もパーテーションなどの提供に取り組んでおります。

 

さらに、「SDGs実施指針」の8つの優先課題に関する部分でも、1の「あらゆる人々が活躍する社会・ジェンダー平等の実現」に向けた社内体制の向上により、高岡市からワークライフバランス推進企業に認定いただいております。

 

2の「健康・長寿の達成」の部分では、2015年には医薬品生産額は7325億円となり、日本一となった富山県の医薬品製造メーカー様等をお支えするため、PTPアルミ箔やラミネートパッケージに努めております。

 

さらに環境問題に関しましては、温室効果ガスのため自動車メーカー様と協力し、自動車軽量化に伴うアルミの使用を強化しております。

 

そして、本社がある富山県を起点として、北海道・京都・沖縄、さらには海外拠点があるアメリカ・ヨーロッパとパートナーシップの向上をはかり、地域と地域を繋ぐお役目を担って地方創生にも注力していきたいと考えております。

 

まだまだ新型コロナウイルスによる影響は強いですが、三密を避けて感染対策をしながら、経済復興のためにも尽力いたします。