先日、ホクセイプロダクツの北海道オフィスにて、トラックの架装を行いました。

日本軽金属のグループである日軽北海道様と当社の2社が協力したこちらの事例。

詳しくご紹介させていただきます。

そもそもトラックの架装とは

「架装」という言葉を聞きなれない方もいらっしゃるかも知れないですが、架装は荷台部分に搭載される装備のことです。

ボディや上物と呼ばれる搭載装備によってトラックが各タイプに分類されます。

一般的に「トラック」と呼ばれるようなものでも、平ボディ・アルミバン・ウイングボディ・ダンプなどさまざまな種類が存在します。

他にも、作業車系架装トラックですと、クレーン車や高所作業車などがあります。

販売系架装トラックですと厨房搭載車や食品販売者、救助系架装トラックですと電源車や照明車、電波中継車や給水ポンプ車など架装トラックと言ってもその種類は様々です。

 

トラックに架装を施すのは

 

実はこの架装はトラックメーカーによって施されるのではなく、架装メーカーやボディメーカー等によって施されます。

トラックメーカーではキャビン(ドライバーがトラックの運転を行う運転席が位置する部分)とシャーシ(ボディを載せる台である骨組み部分)が製造されています。

トラックメーカーで製造されたものはキャブ付き裸シャーシとも呼ばれ、この状態で架装メーカー等に引き継がれます。

今回もこの状態から当社が引き継ぎ、架装を施しました。

 

アルミの溶接道内一

 

当社の協力会社である日軽北海道様は、アルミニウム加工について、軽金属溶接構造物製造工場の認定を取得しております。

さらに1968(昭和43)年設立以来、アルミニウムの溶接については日本軽金属(株)様との長年に渡る技術交流により高度な技能を修得しております。

いろいろな製品に応用・活用される実績を誇っておりますので、安心してお任せいただく事ができます。(下記日軽北海道様保有設備より参照)

設計から部材調達加工までトータルサポート

 

前述のように、架装トラックには様々な種類があります。

ホクセイプロダクツでは、お客様のご要望を丁寧にお伺いし、フルオーダーメイドで設計から部材調達、加工までをサポートさせていただきます。

一貫した生産体制にすることにより、無駄なコスト削減にも繋がります。

メーカーや自動車の種類も限定していないため、ご要望に柔軟に対応することができます。

また、創業40年以上を誇るホクセイが、独自のネットワークを駆使しサービス提供させていただきますので、安定した供給(※1)が可能でございます。

※1
この業界は職人の高齢化が進んでおり、安定して供給できる会社が少なくなってきているのが現実です。ホクセイでは、組織化する事により安定した供給ができる仕組みとなっている、業界内でも貴重な存在と自負しております。

 

今回架装を施したトラック

 

今回架装を施したトラックの素体は、ボルボです。

納品先の株式会社カワバタ様は、北海道唯一のボルボ・トラック正規販売店です。

スウェーデンのボルボ・トラックは、1928年に第一号車が製造され、現在ではヨーロッパ最大のトラックメーカーとなっております。

「交通事故に巻き込まれるトラックを完全になくす」という素晴らしいビジョンを掲げています。

また、環境への配慮を企業理念の1つに掲げているトラックメーカーでもあります。

70年代から、私たちは環境への配慮を企業理念の1つに掲げています。 それ以来、私たちはボルボ・トラックの新製品を発売するごとに大気汚染物質の排出を抑える努力を続け、90%を超える削減効果をあげてきました。また、燃料消費量と気候への影響も40%低減しました。 私たちは、輸送業界の持続可能な未来が重要だと考えています。 そして、私たちのトラック、サービス、事業はその実現に向けて努力し続けます。

引用:ボルボ・トラック

SDGsにより注目が集まる今、持続可能な社会の実現のために尽力しているトラックメーカーです。

今回架装したボルボ・トラックの素体はこちらになります。

   

2段ハシゴ、箱、横腹の大型工具箱の製造設置をさせていただきました。

協力会社の日軽北海道様では、トラックの踊り場架装は今回初めてになりますが、工具箱等の製作は以前より行っております。

また箱以外のブラケット等の金属部品も製造しております。

 

 

お客様にもとてもご満足いただけました。

これからもお客様にご満足いただけるよう、全力を尽くしてまいります。

トラックの架装に関して、またアルミに関しては、お気軽に当社までお問い合わせ下さい。