皆さんは、リサイクルできなかったゴミ達の行方をご存知ですか?

この記事では、ゴミが最終的にどのような形で処分されているかのご説明と、ゴミを減らすために私たちができる事についてお伝えしていきます。

 

最終処分場とは

 

最終処分場とは、ゴミの最終処分(埋め立て処分)を行う場所です。

一般的に私たちが出すゴミは、リサイクル・リユース(再使用)される場合を除き、最終的には埋め立てか海洋投入されます。

最終処分に関しては埋め立てが原則とされております。

最終処分場は、埋め立て処分される廃棄物の環境に与える影響の度合いによって3つに分かれます。

 

①しゃ断型処分場

有害物質が基準を超えて含まれる燃えがら、ばいじん、汚泥、鉱さいなどの有害な産業廃棄物を埋め立てる場所

 

②安定型処分場

廃棄物の性質が安定している廃プラスチック類などを埋め立てる場所

 

③管理型処分場

しゃ断型、安定型の処分場の対象外の産業廃棄物と一般廃棄物を埋め立てる場所

 

20年後に最終処分場がなくなる!?

 

私たちは当たり前のように毎日ゴミを出しています。

しかし、前章でご紹介した最終処分場なのですが、20年ほどでゴミを受け入れられなくなると言われております。

環境省は次のように公表しております。

2018年度末時点で、一般廃棄物最終処分場は1,639施設(うち2018年度中の新設は16施設で、稼働前の7施設を含む。)、残余容量は101,341千m3であり、2017年度から減少しました。また、残余年数は全国平均で21.6年です。

出典:環境省(令和2年版 環境・循環型社会・生物多様性白書

 

わかりやすくグラフで示すと下記のようになります。

 

 

残余年数はわずかばかり伸びてはいるものの、確実に残余容量は減り続けております。

私たちは今まで以上に、ゴミの排出を減らす努力が必要になります。

 

自転車の廃タイヤをペット用品に

アメリカオレゴン州のポートランドという町で、NIKEのプロダクトマネージャーをしていたラネット氏のお話をご紹介させていただきます。

ある日ラネット氏は、使い古した自転車のタイヤのチューブがリサイクルも分解もできないと知ってから、ごみ箱に捨てられなくなってしまいました。

彼女は保護犬と一緒に暮らしておりました。

元々ハンドクラフトが好きなラネット氏は、タイヤの廃材を使って“丈夫で水にも強くて、臭くならないリードや首輪”を作れないかと考えるようになりました。

そして、早速日本のミシンJUKIを購入し、試作品を作って販売を始めました。

多くの研究開発機関とも連携を行い、環境に優しいだけではなく細菌を増殖させず臭くならないことにも成功したため、大きな反響を呼びました。

そしてラネット氏は、NIKEを辞めてサイクルドッグを起業しました。

環境問題の解決に取り組むペット用品店として話題を呼んでおります。

 

クラウドファンディングに挑戦中!

 

当社は環境問題の解決にも繋がるペット用品「サイクルドッグ」の日本正規販売店です。

只今2021年9月30日まで、キャンプファイヤにてクラウドファンディングに挑戦中です。

このクラウドファンディングで実現したいのは、サイクルドッグの製品を通して、環境のためにできることを多くの人に知ってもらうことです。

2017年、ラネットは環境に優しいペット用品を日本に広めるため来日しましたが、ポートランドでは【環境のため】を重視して商品を選ぶ人が多い一方、日本ではコスト重視で商品を選ぶ人が多いという現実に直面してしまいました。

ラネット氏があえてタイヤのゴミを使ってペット製品を作っているのか、日本で理解してもらうのは簡単なことではありません。

皆様のご支援を通して少しでも環境問題の認知拡大を行い、持続可能な世の中の実現のために尽力してまいります。